[「おまけ」の博物誌]
前に読んだのは北原さんのコレクター遍歴やティントイの本でしたが、これは食玩やカード、シール等のおまけに焦点あわせたおまけの歴史が解る内容
表紙にはロッテのビックリマンシール、海洋堂&フルタのチョコエッグ、グリコのキャラメルのおまけが掲載
フルタの日本の動物コレクションなんかはこの本が出版された時期がちょうどブームでしたからね
その時この本も出されたわけだ
近代のおまけだけでなく、江戸時代の売薬版画から紙風船
明治時代に輸入されたたばこカード
花札とトランプシリーズ、百人一首シリーズなどおまけ文化の資料になるような古いものも掲載
花札とトランプシリーズは花札の札に花札とトランプが書いてあるんだけど…花札は48枚だろし、トランプは52枚ジョーカー抜いても最低必要だよね…枚数合わない
キングが抜かれたのだろうか…
花札も地方で独自に進化したものもあって枚数きっかりではないものもあるんですけどね、役が増えてたり減ってたり
テーブルゲームも一応集めてるのでちょっと気になります
それと北原さんがティントイに出会う前に集めていたというマッチ箱の掲載もされてます
たぶん掲載されてるのは北原さんのコレクションかと思うんですが
他戦時中の雑誌 少年倶楽部の付録の「のらくろ軍事探偵」
グリコの軍歌集など時代を反映したもの
戦後になるとキャラメルのおまけ
カバヤは貯めると世界の名作児童書と引き換えが出来るポイントカードをおまけに
紅梅は当時人気の野球を取り上げ紅梅野球カード、少年野球手帳なるおまけ
更に時代が進み昭和30年代アニメ 鉄腕アトムの誕生によりおまけも激変
おまけがキャラクター物へと変化します
マーブルチョコレートのアトムシール
グリコがスポンサーになった鉄人28号の鉄人ワッペン
また探偵ブームからぼくら、少年画報ら各雑誌には探偵セット、少年クラブの宇宙グッズ
更には鉄腕アトムや鉄人28号、怪人二十面相等の付録コミック
よく特撮系の本見てるとこの付録コミックって出てきますが…
自分らの90年代にもあるにはあったんですけどね、別冊の付録コミックとか…けど…正直いらなかったというか(笑)
けど、これ写真でみる限り当時は凄い量の別冊付録だったんだな~(笑)
束だよ、束、帯でまとめられて
収録作品が当時人気の作品だっただろし、もう付録ってより商品で成立しそう
これは当時の子供は嬉しかっただろうな~
記憶に残るのも意味が解ったわ
更に時代は変わり昭和40年代
仮面ライダースナックが登場
謂わずと知れたライダーカードですね
本来カードコレクションならこの前に駄菓子屋の5円ブロマイドも入るんだろうけど、あくまでもおまけを特集した本なので
そして昭和52年ビックリマンチョコ第1弾 どっきりシールが発売に、しかしあまり売れず販売中止にすべきか…って時にあの悪魔VS天使シールが昭和60年代に登場
もう1980年代以降だとキャラクター物が溢れすぎていて全て書くにはかなりキツイよな~
そこだけで分厚いの一冊出来上がりそうだし
90年代以降は更に簡単にまとめられてしまってます
そこは北原さんの興味あるもの考えると仕方ないかなとも思うけど…
せめてバーコードバトラーは触れて欲しかったな~
あれも公式、非公式で食玩バーコードカード沢山出てたので
ドキドキ学園とかもシールからバーコード付きカードに変わったりね
カードダスや90年代後半ならポケモンカードや遊戯王とおまけ系より人気なものがあったわけなんだけど…
北原さんがポケモンやデジモン、ビックリマン2000のことまで語っているなんて…(笑)
今までの歴史があったから…うんぬん含めてのまとめみたいな感じでですけど
そういえばゲームボーイのビックリマン2000チャージングカードGBクリアしました
画像2
プレイ時間は9時間くらいシールは集めるだけでなくカードにチャージして攻撃力高められたみたいだけど…しなくても天使なら天使、悪魔なら悪魔のみにして3枚、4枚コンボ作れば大丈夫だな
ちょうどシール半分くらいしか集まってないけど(笑)
で、99年の海洋堂のチョコエッグで締められて……ない!(笑)
ラストに当時出た食玩の北原コレクションの宣伝で締め括られてます(笑)
それとやはりこの本出たあたりの時期のおまけ代表といえばペプシのボトルキャップだよね、これは掲載が必要だったかと
自分ら世代の箇所は駆け足掲載でしたが、昔のおまけが見たかったから良かった
この本出た2003年頃って、グリコの鉄人28号のおまけとか復刻されてたような…
昭和再現したおまけとかも
ホビーショップいたのも若い人半分、おじさん半分くらいだった気がするんだよね(笑)
店主と話してたりするとそこの会話入ってきたの結構おじさん率が高かった記憶が
初代ライダーやウルトラマン世代みたいな