これは相方が買ってきてくれて観たんだけど…
邦題はカミングアウトオブザデッドですが
原題[ZOMBIES OF MASS DESTRUCTION]
大量殺戮のゾンビたちって感じかな~
全然大量じゃないけど(笑)
邦題つけた人、観てみようかな?と興味を持たせるって点ではゲイのカミングアウトに焦点あてた上手いタイトルつけたな~と思う
タイトルが面白そうだからね(笑)
ストーリー
2003年
シアトル郊外の町ポートギャンブル
静かで平穏なこの町に、テロリストにより炭素菌ならぬゾンビ菌がばら撒かれた
1人また1人と感染し、ゾンビ化する町民
そして、その数はネズミ算式に拡大してしまう
そんな事とは知らない青年トムは、友人と連れ添い、故郷に帰ってきた
まだ感染していない母に友人を紹介
そして自分がゲイである事を告白したその瞬間、母がゾンビになってしまった
慌てて教会に逃げ込む二人
だが、そこにもゾンビの群れが襲いかかってきた…
表紙ジャケットのトムと友人
それと父親がイラン人のアメリカ生まれの女性 フリーダのダブル主人公で話が進みます
テロリストによりゾンビ菌が撒かれる
これはちょうどアルカイダの炭そ菌テロでピリピリしてた頃だからね~
菌撒くって設定で2003年を舞台にしたんだろうけど…
ゲイカップルの方はタイトルの通りでトムがお母さんに自分がゲイである事をカミングアウトするために故郷を訪れるのですが…
食事の時にお母さんが最近は物騒だわ、お隣さんが襲ってくるなんて…とボソッと言うのですが、二人にデザートを取りに台所に行って一旦フレームから消える
二人になり、トムの恋人が早くカミングアウトを!とせっつく
トムがカミングアウト
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反応が無く、皿が割れる音、台所を覗く、お母さんゾンビ化で登場のお約束の流れ(笑)
お母さんゾンビとの絡みが多少面白いけど…ショーン・オブ・ザ・デッドほどではないね
ショーンの場合、ステップファザーだったけど
ゾンビのグロさはお母さんゾンビが劇中では一番かな
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目玉落ちて、トムが投げると食べてしまうという(笑)
二人は家を出て教会に、途中、学生時代の恩師を見つけ一緒に避難
教会では外の騒ぎとはうらはらにビンゴ大会が開催されて唖然とする三人
(ここ笑うとこ)
話を聞き外を確め神父がウキペディアでこの現象を調べてきて
皆さん、ようやくこの時が来ました、アルマゲドンです
皆さんがこの教会に避難出来ているのは信仰心が厚い善人だから
外にいるものは同性愛者など悪の者たちです
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と、説教をたれてしまい気まずくなるゲイの二人
ゲイがバレてしまい、友人が神父にゲイの治療をすると地下室に連れていかれます
しかし、その治療というのが…よく欧米では素行不良の生徒とかにその関係の教育映像を見せるとかあるのですが、まさにゲイの映像を見せて恥を知れ!って感じで始めるんだけど二人は喜んでしまうんだよね
逆に神父たちは見れないから顔を手で覆ったり
そのすきにゲイ二人と先生は協会から脱出
もう1人の主人公 フリーダ
お出かけ途中ガススタンドでお隣さんと世間話
内容は時期もありイラク戦争
フリーダは両親がイラン出身なのだけど、オイルのために戦争するなんて…故郷が大変ね、等々勘違いされ訂正
私の両親はイラクじゃなくてイラン出身、そして私はアメリカ生まれよ!
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と、いうとお隣さん
アイイラ~ンと夫婦で口を揃えて発言
たぶんアイランドって言葉に聞こえるってジョークなんだと思うんだけど…
家に帰るフリーダ
夜、イスラム社会の厳しい父親を持つフリーダは彼氏とデートに行こうとするも、肌を出した服装に反対されてしまい自室に戻ってしまいます
そこに窓から彼がやってきてデートに出掛けてしまう
彼は音楽をやっていて車の中で自作のフリーダの歌のCDをかけるも…
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この曲はエンディングスクロールでも流れるのだけど、ラップのように音をふむ感じになっていて訳の字幕だと?ってなるかもだけど、英語の詞ままだと馬鹿馬鹿しいけど笑える(笑)
一番面白かった箇所かも
てか、異様にこの映画の製作者は言葉遊びにこだわるんだよな~
彼とフリーダが車内でクソみたいな歌のせいで口喧嘩みたいになって罵り合うんだけど
中東って広い意味でシリアスリーをわざとシリアで止めてスリーって言ったり
フリーダもノルウェー系の彼に
ノルウェー人と付き合うなんてノーウェイ(絶対嫌だ)とか(笑)
くだらないんだけど、笑えてくる
いや…くだらなすぎて笑えてくる
そんなんやってたら、窓からいきなりゾンビがあらわれて彼が襲われてしまいます
逃げるフリーダ
家に着くも鍵が閉まっていて中に入れないフリーダ
ちょうど、先に出会ったお隣さんがフリーダを見つけこっちにきなさいとフリーダを家に入れてくれたまでは良かったものの…
お隣さんに避難中テレビでこのゾンビ事件がイスラムのテロであることが流れる
犯人がしていたネックレスと、フリーダが母親に形見にもらっていたネックレスが同じで元々勘違いしていたお隣さんはフリーダもテロリストの一味だと思い込み監禁してしまいます
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お隣さんのお父さんがサイコパス並みの残酷さ
杭で足を打ち付けたり…
ただ、尋問で出題される質問がお前はホントにアメリカ人なのか?クイズというか(笑)
国歌歌わせて、音が外れただけでそこのキーはCだ!と間違いに
逆にアメリカの歴史の質問で正解すると…
今時の若い者がそんな事を知ってるはずがないと不正解に
どちらにしろ拷問がやってくる理不尽なクイズ
その家のお母さんがフリーダを避難させる際にドアを締めようとして噛まれていたので、お母さんがゾンビ化して息子を食べてしまう、その隙に父親の頭を金づちで殴り逃げだすフリーダ
しかし、頭殴られて穴開いてるにも関わらずしつこく追いかけくる隣人の父
もうゾンビそっちのけでサイコVSフリーダのような違う映画が始まったみたいな感じ(笑)
教会から逃げたゲイ二人と先生
ゲイの電気治療のせいでトムの恋人は動けず手を貸しながら逃げるのだけど、ゾンビが来てしまい絶対絶命
そこにサイコおやじを退けたフリーダがショットガンを持って現れ
二人を救出
ゲイ二人とフリーダ、先生は軍に保護される
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エピローグで29週間後の町の様子と主人公たちのその後が流れる
29週間後って英映画の28週間後のパロディかな(笑)
ゾンビランド、ショーン・オブ・ザ・デッドに続くって宣伝文句は嘘だけど(笑)B級コメディゾンビ作品ではまだマシな方ってくらいかな、笑える箇所あったし
製作者がここ笑うところね!って感じでゲイのカミングアウトとゾンビ、差別の勘違いとか素材としては良かったんだけどね
見せ方が下手くそだったんじゃないかな~
素材良いだけに勿体なく感じた
それと、言葉遊びは悪くない、けどあくまでも英語わからないと、はぁ?ってなるかもしれない
ジョークを面白いと思うには話しのリズムや間合いも必要になるからね
ここで笑わせよう!というのが見え見えだからそれが寒いというか…
くだらね~って笑いたいなら見る価値はある(笑)
感想出ない作品もあるのでまだ…ね、マシ