大伴さんといえばウルトラシリーズの怪獣のデッサンや初期設定を考案した人物として有名で
ビデオテープやDVDなんか無い時代、テレビで見た怪獣を知るために子供たちがこぞって買って貰ったと思われる児童書に掲載されていた怪獣解剖図解ともいえる怪獣図解の基礎を製作された方で
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その設定の細かさから円谷さんにあまり細かく設定しないでくれ!とお願いされたというほどデッサンにはぎっしりと怪獣の説明書きが!
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(レッドキング ウルトラマン)
大伴さんのデッサンは大抵が原稿用紙に書かれているんですよね(笑)
これはあくまで初期設定段階であり実際撮影して使わなかったり、劇中の怪獣の行動と矛盾した設定が出てきてしまい、いわゆる何故?というのが質問でやってきてしまうこともあり困ると(笑)
上手い?とはいえないような絵ですが(笑)、独走性、更に設定とか楽しく書いていたんだろうな~と感じる
大伴さんといえばウルトラセブンの12話の永久欠番を生んでしまう原因にもなってしまったわけなんですが…
大伴さんは幼い時南米で育ったみたいで、遺跡なんかで遊んだりしててちょっと変わった育ち方したというか、そういうのも怪獣デッサンに影響あるのかなとも思います
そして若すぎた死
これにはウルトラQ~ウルトラマンAまでの大伴さんのデッサンが掲載されてます
面白いのはウルトラQやウルトラマンの時より明らかに大伴さんの画力が帰ってきたウルトラマンやウルトラマンAになると上がってること(笑)
初期は鉛筆で書いたモノクロに対し、後半は色鉛筆で塗られていて大体着ぐるみと相違ない設定になってきていることかな
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(ウルトラマンA バキシム)
うーん、ウルトラQのガラモンの体内はロボットっていうのが未だに納得出来ないんだよな~(笑)
ガラダマの状態で地球にきてある意味ガラダマは卵みたいなイメージがどうしてもあるので中身がロボット…うーん