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8月に旅行行った時ホテルのテレビで特集みて気になってたんですよね
今回の映画は司馬遼太郎さんの原作 関ヶ原(上、中、下)を映画化したもの
(全国的に20日まで公開みたいです)
主人公 石田三成に岡田准一
徳川家康に役所広司さん
三成の盟友 大谷義継に大場泰正さん
島左近に平岳大さん
豊臣秀吉役に滝藤賢一さん
北政所(ネネ)に木村緑子さん
岡田准一は石田三成って感じがな~顔的に(笑)
三成はしょうゆ顔のイメージがあるから…
内容的には冒頭、遼太郎少年が滋賀のお寺での出来事を振り替えるシーンから始まっていて台詞はほぼ原作と同じですね
司馬さんの作品て司馬節じゃないけど、始まりかたや語りに特長あるのであれがあると、あー、司馬遼太郎さんだな~(笑)って感じ入ることが出来るので嬉しいです
話は秀吉に三成が登用される所から始まり、秀長の追放、太閤の死、そして関ヶ原と進みます
NHKの大河ドラマだとほぼ標準語で喋りますよね、だから聞き取りやすいんですが…(あったとしても大抵九州の島津あたりぐらいだよね、ドラマでも訛り見せるの)
これは全地方、訛り爆発って感じで(笑)
言ってる台詞が聞き取れないというか…何を言ってるのが解らない箇所が結構あった
でも、たぶん実際に全国から集まった関ヶ原の戦場ではああだったんだろうなと思うわ…
そこは新たに気づかされた感じ
あげく左近の大砲隊には朝鮮出兵の際に捕虜にした朝鮮人もいてハングルまで出てきちゃうから
関ヶ原みたいな撮影が大変な場面てドラマだと会話のシーンやちょっとした競り合い見せて終わりって場合が多いので…
うーん、ああ!?大群だな~と思える箇所は少ないんですが、それでも大砲の爆発は一応CGじゃないとこもあって
映画だからこそあそこまで人数揃えた兵や爆破が出来たのだろうから
中国の大河系みちゃうとどうしても人数がね…
それも合戦物の売りの一つだと思うので
うーん、個人的には木村緑子さんのネネは凄く印象に残ったな
今までみた歴史物のネネの中でも特長が(笑)
姫=おしとやかとか、ツーンとしてるとかそうじゃない、たぶんネネの出身とか考えるとあれが現実に近かったんじゃないかな~とも思えてくる
飾りっ気がないというか
滝藤さんの秀吉もそうですが!
関ヶ原て結構題材にされますが、やはり注目は小早川秀秋
これでは、三成を裏切り切れずに三成に加勢だ!と言うんだけど…
周りに止められてしまい部下が勝手に東軍加勢って伝令出しちゃうんだよね
秀秋自身は西に加勢したかった…というシチュエーションになってる
後は有村架純や伊藤歩が伊賀出身のオリジナル忍者集団で出てきてその場面が結構長いね
彼らの会話が観てる人に状況説明的役割も果たしてるんですけど
やはり小説3巻を2時間半にまとめてあるので飛ぶ箇所もないわけではないので
でも、近年のほぼフィクションみたいな戦国物じゃなくてまともだから、最近少ないんだよね、これくらい金かけた戦国物
だから司馬遼太郎さん好きなら観といて悪くないとは思う…
まさか冒頭に朗読入ると思わなかったからそこちょっと感動した
てか、あのナレーションの人に司馬作品の朗読CD出してもらいたいな~(笑)