今年トロント映画祭に第二弾[スーパーサイズミー2:ホーリーチキン]も出展
モーガン・スパーロック(監督)自らが実験台になったドキュメンタリー映画
てか、モーガン
去年自分でオーガニックなファーストフードの店出してたんだな~
結局は全て商売になるんだから~…(笑)
ストーリー
2002年、感謝祭の休暇を実家で過ごしていたモーガンスパーロックは、あるテレビニュースに釘付けとなる
肥満症に悩む少女二人が[太ったのはハンバーガーのせい!]とファーストフード企業を訴えたというのだ
そして思いついてしまった僕を特大(スーパーサイズ)にしよう
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ファーストフードを食べ続けたら本当に太るのか?
人体への影響は?
30日間の体の変化を追った記録ドキュメンタリー映画
今ならユーチューバーとかがやりそうだけどね(笑)
栄養士の彼女アレックス、医師のサポートの元に4つのルールを決めて実験
1 マクドナルドのメニューしか食べてはいけない(水も)
2 オーダー時に勧められたら必ずスーパーサイズを頼む
3 全てのメニューを制覇する
4 朝、昼、晩の3食欠かさずマクドナルドのメニューのいずれかを食べる
アヴリル・ラヴィーンとかも出演し、ファーストフード業界の裏側を映画にしたファーストフードネイションとかと合わせて観ると面白いかもしれません!
ユーチューバーレベルなんかと違うのは彼が製作したこの作品を通じてファーストフードを食べる食べないとかそんなことより、世の裏側がマジマジと見えてくるということ
圧力団体、弁護士、儲け市場主義の企業…
モーガン自身は偏った考え方がなく、あくまでこれに登場するモーガンの協力者たちがどちらかというと反ファーストフード派って感じ
それだと反対派の立場から製作された映画ともとれますが、モーガンが取材した1ヶ月で上記した圧力団体、企業が動きだし圧力をかけてくるシーンが凄い
モーガンが1週間に1回身体検査を受けにいっていた保険センターがいきなり閉鎖されたり
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モーガンはこの数日前にGMAというロビースト会社に取材した後に起きたこと(前々から閉鎖決まっててそのタイミングで収録したとは考えずらいからね~マイケルムーアの映画でも圧力の跡は観られることもあるから…)
これが公開になる以前マックにはサイズ選択にスーパーサイズという物が存在していました
2リットルのドリンク類に500gのフライドポテト等々量が半端ない
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ファーストフード自体は否定はしない、けど、オススメしてまでスーパーサイズを買わせる必要があるのか?ってところだったんだろね
マックの顧客は70%以上が週に一回は必ず食べるリピーターなのだそうだ
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この人ゴースクは主食がビッグマックらしい毎日ビッグマックしか食べないそうだ(笑)
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地元のマックから日々個数カウントされてるくらいだから凄いね
それでも体に異常なし
ビッグマックだとレタスとか野菜も入ってるからね
個々に体に必要な栄養素も差があると思うからたまたま彼にはビッグマックの栄養素がちょうどいいのかも(糖質多い飲み物やポテトとかは食べないみたいだし)
この映画の公開後、マックはスーパーサイズを止めて販売しなくなりました
映画の影響ではないとマック側は言ってるけど…
アカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートしちゃったし
裁判起こされたのが大きいだろうな~
その後、食品による肥満症から食品業界を訴えることを禁止するチーズバーガー法が制定されたという
まあ、この話は自己責任のところが大きいからね~
マックでなく他のもの食べたとしても訴えたティーンの少女二人はたぶんわがままボディだったと思うし(笑)
ただ、この問題を通して解ったのは安さには理由があるってことだね
アカデミー賞にノミネートされたのも大体それ関係を決めたりする人たちはジャンクみたいな安いものは食べないだろうから…自分たちには関係ない話なんだよ(笑)
面白いなと思ったのは任意に選んだ栄養士に100人に電話取材して、ファーストフードはほんとのところどうなのか?と訊ねた所、半分に近い栄養士たちが食べない方が良いと答えてた事(笑)
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そんなに毒なのか~!Σ( ̄□ ̄;)
てか、任意に選んだ栄養士ってところもあるんだけど、栄養士には雇われ栄養士でファーストフードの肩を持つ人もいるだろうからこれは真偽のほどは半々てことになるかなと
まあ、どの業界も大体そうかもしれませんが…
それとモーガンが子供たちにリンカーンやキリストに混ぜてファーストフードのキャラクターのパネルを見せて誰?って訊いていく場面があって
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ウェンディーズのウェンディーやマックのロナルドなどは答えられるけど他は解らないってとこ(笑)
画像の彼はキリストのパネルをみてブッシュ大統領?と…(笑)
これももう少し年上の子にインタビューしてくなら違うんだろけど…
一応擁護するとこんなに小さな子にもキャラクターのすりこみが完了してるって事なんだろね
タバコのチョコや子供用のノンアルコールの酒も将来間接的に手をださせる要因になるんだそうだ、すりこみで…
すりこみなんて…産まれて最初にみたものを親と思う鳥と同じだな、人間も(笑)
モーガンが3食1ヶ月食べたマックの量は栄養士によると食べていい8年分だそうだ(笑)
彼は11キロ太り、体脂肪は%増加7%増え、コレステロールは65ポイント上昇、更に肝脂肪に…
戻すのに約9ヶ月かかったそう…
今、こういった告発系の映画は沢山あるんだけど中々表には出てきませんね、やっぱ
自分自身はファーストフードもたまに食べるなら悪くないと思う
けど、アメリカは病院にまでマックが入ってるのは…(笑)
糖質制限必要な患者もいるしマックはパンズパンに’あれ’使ってるからね~香りがただようと…
人って脳内麻薬になるのもを美味しいって感じるみたいなんだよね
動物性脂質とか…
だから売れるし、メニューもそういう系が増えていく…
まあ、日本の場合スーパーの惣菜や冷凍食品なんかだってはっきりいうと製作工程なんてほぼ同じなわけなんだよな
原材料だって大元辿ると同じ会社なんてことはよくあるわけだし…
人が1日に食べていい動物性脂質は85gなんだそうだ
ステーキでいうとちょうどトランプと同じ大きさ
うーん、自分は基本1日2食、3食食べる時は1食をキャベツの千切りオンリーにしてます、夜飲み会ある時とか朝だね、主に
ドレッシングも無しでそのままウサギみたいに(笑)
ジャンクフードも低賃金家庭を低価格で支えてるってことで一応社会貢献は果たしてると思う
そこに健康ってことを持ち込むと低賃金家庭の方が肥満率高いのだそうだ…
そこなんだよね…
日々生きるのに精一杯な人に健康がどうとか言ってもそこまで気を配る余裕がないのでは?
まあ、ファーストフード云々より世の中金ということが痛感しちゃうな~
みんな儲けたい!
資本主義社会の終わりという言葉がちらほら聞くようになってしばらく経ちますが…
10年先、20年先人口爆発にAIの登場により消える職、ベーシックインカムの導入も検討に入る今
人間の生き方が変わる境に来てるのかも知れないですね
それらがどの程度の規模で起こるのかにもよるだろうけど、いずれにしろ食料の確保は重要な話になるし
※ちなみにモーガンの彼女であった栄養士のアレックスは今はビーガンではなく普通に肉も食べているそうです(笑)
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こんな発言までしてたのに…(笑)(笑)
ラストのスタッフロールで流れるTOOTHPICKが歌うラップ super size meが面白くて(笑)
ファーストフードを茶化したような内容なんだけど、落としてしばらく聴いてたりしたんだよね
書籍化もされていて、そちらにはリスニングCD付きで出版されてます